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考古・歴史

銅鐸の謎 2019年11月2日(土曜) ~ 2019年12月28日(土曜)

銅鐸の鋳型は、最初は軟質の石を彫り込んで作られ、後には粘土型に代わりました。銅鐸が土の中から発見された際には、表面は緑青色の錆に覆われていました。ところが、銅・鉛・錫の合金で銅鐸を復元製作すると、金色に光り輝く銅鐸ができ上がり、私たちと弥生人たちが見ていた銅鐸の色が異なることが明らかになりました。また桜ヶ丘銅鐸と同じ鋳型で作られ、各地に運ばれた「兄弟銅鐸」たちも紹介します。

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    銅鐸鋳型の模型(大阪府茨木市東奈良遺跡出土品を基に製作) 当館蔵

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    銅鐸の復元鋳造(神戸市桜ヶ丘12号銅鐸) 当館蔵

展示作品リスト

  • 東奈良遺跡出土1号流水文銅鐸鋳型 複製・復元品、原品:大阪府茨木市出土、弥生時代中期、当館蔵(原品:重要文化財 文化庁蔵、茨木市文化財資料館保管)
  • 上高野遺跡採集銅鐸鋳型 複製品、原品:兵庫県赤穂市出土、弥生時代中期、当館蔵(原品:兵庫県指定文化財 赤穂市立歴史博物館蔵)
  • 唐古・鍵遺跡出土土製銅鐸鋳型 外枠複製品、原品:奈良県磯城郡田原本町出土、弥生時代中・後期、当館蔵(原品:重要文化財 奈良県田原本町教育委員会蔵)
  • 桜ヶ丘5号銅鐸 複製品(出土当時を再現)、原品:神戸市灘区桜ヶ丘町出土、弥生時代中期、当館蔵(原品:国宝)
  • 桜ヶ丘5号銅鐸 復元品、原品:神戸市灘区桜ヶ丘町出土、弥生時代中期、当館蔵(原品:国宝)
  • 桜ヶ丘12号銅鐸 復元品(鋳放した状態のもの)、原品:神戸市灘区桜ヶ丘町出土、弥生時代中期、当館蔵(原品:国宝)
  • 桜ヶ丘5号銅鐸 3次元計測による4分割複製品、原品:神戸市灘区桜ヶ丘町出土、弥生時代中期、当館蔵(原品:国宝)
  • 桜ヶ丘1号銅鐸 復元品、原品:神戸市灘区桜ヶ丘町出土、弥生時代中期、当館蔵(原品:国宝)
  • 流水文銅鐸(辰馬考古資料館第404号銅鐸 複製品)、原品:出土地不明(桜ヶ丘1号銅鐸と同范)、弥生時代中期、当館蔵(原品:重要文化財 辰馬考古資料館蔵)
  • 流水文銅鐸(辰馬考古資料館第405号銅鐸 複製品)、原品:出土地不明(桜ヶ丘1号銅鐸と同范)、弥生時代中期、当館蔵(原品:重要文化財 辰馬考古資料館蔵)
  • 流水文銅鐸 複製品、原品:鳥取県東伯郡湯梨浜町(旧泊村)出土(桜ヶ丘1号銅鐸と同范)、弥生時代中期、当館蔵(原品:重要文化財 東京国立博物館蔵)
  • 桜ヶ丘3号銅鐸 複製品、原品:神戸市灘区桜ヶ丘町出土、弥生時代中期、当館蔵(原品:国宝)