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美術

没後40年 神戸の田村孝之介 2026年2月28日(土曜) ~ 2026年4月5日(日曜)

田村孝之介(1903-86)は、大阪生まれの洋画家です。信濃橋洋画研究所で小出楢重を師に洋画を学び、明快な色彩や伸びやかな筆遣いによる人物表現で知られています。田村は大阪発の画家ではありますが、画家としてのスタートを切って間もない頃に神戸へ転居しており、後に東京に移り住むまでの約35年間、この地を拠点に制作を続けました。
田村は、神戸において小磯良平と深く交流し、関西画壇を代表する画家として活躍しました。特に、昭和6年(1931)に六甲洋画研究所を開設したこと、戦後、宮本三郎らと美術団体「二紀会」を創立したことは、次世代の育成や活躍の場を広げたという点で、日本の洋画史にも大きな功績を残したといえるでしょう。田村は自身の表現追求のみならず、画家を志す若者たちにも目 を向け、洋画全体の長い発展を願ったのです。
今回は、彼が神戸で過ごした日々にスポットをあて、当時の画家たちとの交流の様子を紹介しながら彼の画業を顕彰します。皆さんにとって、田村孝之介がより親しみ深い存在になりましたら幸いです。

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    黄衣婦人像

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    婦人像(黒いドレス)

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    カーニュの丘

展示作品リスト

  • 田村孝之介 黄衣婦人像 昭和11年(1936) 油彩・キャンバス 当館蔵
  • 古家新 日の出 制作年不詳 油彩・キャンバス 当館蔵
  • 小磯良平 池長美術館長像 昭和19年(1944) 油彩・キャンバス 当館蔵(池長孟コレクション)
  • 栗原信 パリの裏街 制作年不詳 当館蔵
  • 竹中郁 池長美術館来館者揮毫帖 (40) 昭和16年(1941) 墨、水彩・紙 当館蔵
  • 川西英 出石陶窯 昭和22年(1947) 木版色摺・紙 当館蔵
  • 田村孝之介 湯殿 昭和22年頃(1947) 油彩・キャンバス 当館蔵
  • 田村孝之介 フラメンコ 昭和27年(1952) パステル、コンテ、水彩・紙 当館蔵
  • 田村孝之介 オランダの娘 昭和28年(1953) コンテ・紙 当館蔵
  • 田村孝之介 婦人像(黒いドレス) 昭和30年(1955) 油彩・キャンバス 当館蔵
  • 田村孝之介 窓辺の風景 昭和32年(1957) 油彩・キャンバス 当館蔵
  • 田村孝之介 テラス(フランス パリ) 制作年不詳 油彩・キャンバス 当館蔵
  • 田村孝之介 人形 制作年不詳 パステル・紙 当館蔵
  • 田村孝之介 カーニュの丘 昭和38年(1963) 油彩・キャンバス 当館蔵
  • 中西勝 棲う(女・木・豚) 昭和56年(1981) 油彩・キャンバス 当館蔵
  • 鴨居玲 アコーディオンを持つ老爺 制作年不詳 パステル・紙 当館蔵
  • 西村功 出札所の人 昭和37年(1962) 油彩・キャンバス 当館蔵
  • 田村孝之介 青い敷物の裸婦 昭和54年(1979) 油彩・キャンバス 当館蔵