考古・歴史
大水害の時代―明治29年水害と神戸 2026年10月10日(土曜) ~ 2026年12月13日(日曜)
今から130年前、明治29年(1896)は大水害が相次いだ年でした。全国で1,250名もの命が奪われ、建物の全壊・流失は4.8万戸に上るなど、突出した被害を記録しています。特に、8月30日と、9月6日~12日にかけて日本列島を縦断した台風と秋雨前線は、兵庫県内にも大きな被害をもたらしました。
また、この水害は神戸市の治水政策の転換点としても非常に重要です。8月30日に湊川の堤防が100mにわたり決壊し、荒田町や福原町など神戸駅周辺の一帯が浸水。当時の神戸駅周辺は、商店や工場だけでなく県庁・市役所も立地する、まさに神戸市の中心部でした。これにより、遅々として進まなかった湊川の付替えは「神戸市目下の急務」ととらえられるようになりました。
本展示では、明治29年の水害の様子と、その後の湊川の付替について、館蔵資料からご紹介します。
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彦根水害地之図
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デラカンプ家旧蔵アルバム
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湊川付替工事、会下山トンネル(「神戸名所写真」より)
展示作品リスト
- 彦根水害地之図 明治29年(1896)9月 1点 当館蔵(南波松太郎コレクション)
- 『風俗画報』臨時増刊第126号 明治29年(1896)11月1日 1冊 当館蔵
- 『風俗画報』臨時増刊第128号 明治29年(1896)11月20日 1冊 当館蔵
- デラカンプ家旧蔵アルバム 明治時代中期~後期(19世紀末期~20世紀初期) 1冊 当館蔵
- 神戸市現図 明治30年代前半(1897-1902頃) 1点 当館蔵
- 湊川付替工事、会下山トンネル(「神戸名所写真」より) 明治34年(1901)頃 1点 当館蔵
- 海洋気象台竣工記念絵葉書 大正9年(1920) 3点 当館蔵


