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考古・歴史

「桜ヶ丘銅鐸・銅戈」発見の記録―武藤誠コレクションー 2022年10月15日(土曜) ~ 2022年12月4日(日曜)

昭和39年(1964)に神戸市灘区桜ヶ丘町で発見された「桜ヶ丘銅鐸どうたく銅戈どうか」は、銅鐸14口、銅戈7口が一括して発見されたことから、当時大きな話題となりました。考古学者武藤むとうまこと(1907-95)により克明に綴られた調査記録は、発見当時の状況を知ることができる貴重な資料となっています。
土取り作業中に発見された「桜ヶ丘銅鐸・銅戈」は、発見直後から武藤らによって出土地の確認調査や出土状況の聞き取り調査が行われました。銅鐸の埋納状況を復元した平面図などの調査記録や当時の写真には、その過程や内容が詳細に記録されています。今回の展示では武藤誠旧蔵の調査記録から「桜ヶ丘銅鐸・銅戈」発見当時の状況を繙きます。

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    桜ヶ丘銅鐸出土状況復元写真(武藤誠氏旧蔵写真)

展示作品リスト

  • 【発見当時の調査記録 昭和39年(1964) 当館蔵(武藤 誠旧蔵)】
    桜ヶ丘銅鐸・銅戈出土地 昭和39年(1964)12月12日 紙焼写真 1点
    出土状況の復元 昭和39年(1964)12月13日 紙焼写真 2点
    出土地付近の調査 昭和39年(1964)12月13日 紙焼写真 1点
    聞き取り調査による出土状況復元図(部分) 昭和39年(1964)12月13日 紙本鉛筆書き 1点
  • 【発掘調査報告書の原稿・校正 昭和40年代(1960年代後半)当館蔵(武藤 誠旧蔵)】
    編修目次 紙本ペン書き 1括
    原稿・校正 紙本ペン書き 2点
    カラー図版校正 紙本ペン書き 2点
    開館記念 神戸市桜ヶ丘出土四号、五号銅鐸写真(部分) 昭和44年(1969)5月1日 1式 当館蔵(武藤 誠旧蔵)