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古地図

大坂の地図 2024年2月10日(土曜) ~ 2024年3月17日(日曜)

近世日本経済の中心地の一つとして栄え、「天下の台所」の異名をとった大都市・大坂。江戸、京都とならび、いわゆる「三都」として、数多くの地図が出版されました。
はじめて大坂図が出版されたのは、明暦年間(1655-58)頃といわれます。当初は京都寺町にあった書肆しょしが手掛けていましたが、やがて大坂の書肆から出版されるようになると、地元の書肆らしく、変化を遂げる大坂市中の様子を詳細に描くようになっていきます。開発によって登場した新地を描き加えたり、著名な寺社や大店おおだななどの観光情報に富む地図も現れました。
本展では、多様な大坂図の一端をご紹介します。変わりゆく大坂の姿をお楽しみください。

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    寛文大坂図

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    浪花名所一覧

展示作品リスト

  • 寛文大坂図 寛文年間(1661) 当館蔵(南波松太郎コレクション)
  • 新地入増補大坂図 当館蔵(南波松太郎コレクション)
  • 摂津大坂図鑑綱目大成 長谷川図書 宝永4年(1707) 当館蔵(南波松太郎コレクション)
  • 摂州大坂大絵図全 当館蔵(南波松太郎コレクション)
  • 改正摂州大坂之図 天保7年(1836) 当館蔵(南波松太郎コレクション)
  • 浪花名所一覧 当館蔵
  • 改正摂津大阪図 粟谷可藤治 弘化2年(1845) 当館蔵(南波松太郎コレクション)
  • 改正増補国宝大阪全図 文久3年(1863) 当館蔵(南波松太郎コレクション)