びいどろ・ぎやまん・ガラス
型吹きガラスの素朴な美 2022年7月16日（土曜） ～ 2022年8月28日（日曜）
熔けたガラスを型に吹き込むことで成形する型吹き。型には土や銅などの金属が用いられていました。透かし彫りを施したもの、複数のパーツからなる割り型なども使用されていたと考えられています。型の内側に花卉や葡萄などをかたどった凹凸を設けることで、愛らしい意匠を凝らすこともできるのです。 吹き込んだガラスが型に触れることで器体の表面に生じる微妙なざらつき、型からはみ出た部位の処理を示す水掻き状の口縁など、これらの自然な造形は、私たちを魅了してやみません。 本展を通じて、江戸時代の型吹きガラスがもつ素朴な魅力に触れる機会となれば幸いです。
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型吹きガラス菓子器
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彩絵型吹き鯛文ガラス盃
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型吹き葵貝形ガラス吊り花生
展示作品リスト
- 型吹き桔梗形緑色ガラス鉢 江戸時代（1711-81）5口 当館蔵（びいどろ史料庫コレクション）
- 型吹きガラス菓子器 江戸時代（1772-1844） 1合 当館蔵（池長孟コレクション）
- 型吹き八重菊文ガラス蓋物 江戸時代（1711-81） 1客 当館蔵（びいどろ史料庫コレクション）
- 型吹き鮑形紫色ガラス小皿 江戸時代（1711-81） 2枚 当館蔵（びいどろ史料庫コレクション）
- 彩絵型吹き鯛文ガラス盃 寛政2年（1790）箱書き 1口 当館蔵
- 彩絵型吹き桃文ガラス盃 江戸時代（1772-1844） 1口 当館蔵（びいどろ史料庫コレクション）
- 型吹き黄色八角ガラス小鉢 江戸時代（1711-81） 1点 当館蔵（びいどろ史料庫コレクション）
- 型吹き青色八角ガラス小鉢 江戸時代（1711-81） 1点 当館蔵（びいどろ史料庫コレクション）
- 型吹き菊形黄色ガラス蓋物 江戸時代（1711-81） 1客 当館蔵（びいどろ史料庫コレクション）
- 型吹き葵貝形ガラス吊り花生 江戸時代（1711-81）1点 当館蔵（びいどろ史料庫コレクション）
- 型吹き蒔絵御所車文緑色ガラス角徳利 江戸時代（1711-81） 当館蔵（びいどろ史料庫コレクション）
- 型吹きぎやまん彫り唐人孔雀雨龍文ガラス鉢 江戸時代（1711-81） 当館蔵（びいどろ史料庫コレクション）
