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大震災 / 展示設備の状況

1階 常設展示室3(近代)

神戸市立博物館の展示設備は、古代から現代までの神戸の歴史を紹介する「常設展示室」と、期間限定の特別展・企画展示を行う「特別展示室1・2」「南蛮美術館室」「ギャラリー」からなる。
木製・紙製の資料を多く扱う当館の性質上、展示は強固なガラスケースを用いる場合が多い。今回の震災ではこのガラスケースがらみの被害が多発することになった。あるケースでは天井の照明を覆うためのルーバーが落下し、またあるものはそれ自体が転倒し、資料を損壊した。ただ、固定型のケースでの被害は比較的すくなく抑えられた。
※解説文末尾の6桁の数字は撮影日時。

常設展示室3/神戸の外国人のコーナーの被害状況
植木の倒壊。950121

常設展示室3/神戸の外国人のコーナーの被害状況
ルーバー落下。壁面のパネルにキズ。950121

常設展示室3/トムセン邸のコーナーの被害状況
居間。マントルピース上の陶器落下。破損。右奥、サイドボード上部落下、破損。950121

常設展示室3/あかりのコーナーの被害状況
展示台上の台ランプなどが台から落下、右奥のルーバーが落下するなどして、展示27点中14点が損傷。950121

常設展示室3/あかりのコーナーの被害状況
ルーバーが落下。電灯やガス灯を展示していた箱型のアクリルが転倒、資料損傷が多い。950121

常設展示室3/髪型のコーナーの被害状況
ルーバーが落下、ターンテーブルの台が落下。950121

常設展示室3/髪型のコーナーの被害状況
ルーバーが落下してターンテーブルの台が転倒。国産第1号のパーマネント機が転倒。950119

常設展示室3/洋装と新しい職業のコーナーの被害状況 
950119

常設展示室3/新着資料コーナーの被害状況
前方へ落下して色絵松に紅毛人文蓋付碗1点一部欠損、色絵紅毛人立像六角向付1点ひび、染付紅毛人立像六角向付1点破損。950119