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大震災 / 展示設備の状況

1階 常設展示室2(近代)

神戸市立博物館の展示設備は、古代から現代までの神戸の歴史を紹介する「常設展示室」と、期間限定の特別展・企画展示を行う「特別展示室1・2」「南蛮美術館室」「ギャラリー」からなる。
木製・紙製の資料を多く扱う当館の性質上、展示は強固なガラスケースを用いる場合が多い。今回の震災ではこのガラスケースがらみの被害が多発することになった。あるケースでは天井の照明を覆うためのルーバーが落下し、またあるものはそれ自体が転倒し、資料を損壊した。ただ、固定型のケースでの被害は比較的すくなく抑えられた。
※解説文末尾の6桁の数字は撮影日時。

常設展示室2/展示ケースの転倒
背面大理石貼り付けの可動ケース(平面台形ケース 高2.4m、幅3m、奥行1.6m、重量約2t)。中央は展示中の居留地礎石とその展示台。950220

常設展示室2/居留地のようすのコーナーの被害状況
パネル類がずれているが特に被害なし。950125

常設展示室2/摂海の防備と兵庫開港のコーナーの被害状況
手前案内スタンド、奥テーマスタンドが倒れている。950125