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大震災 / 通路等の状況

一般用エレベーター前

神戸市立博物館の各設備の間には大小様々な通路・広場がある。しかしその多くは、今回最も大きな被害を出した新・旧館の境目に接している。また1階ホールのように巨大な設置物が倒壊した例もあり、もしこの地震が開館時の一般入館者で賑わう時間帯に起きたならと思うと、恐ろしい。また、地下の通路一帯も、多量の湧水とともに吹き出した土砂で埋め尽くされた。
※解説文末尾の6桁の数字は撮影日時。

地階一般用エレベーター前の浸水状況
地階~3階の一般用エレベーター前は、博物館建物の新旧両館の連結部がある。博物館の建築の中でも最も被害が集中した箇所。浸水した地階一般用エレベーター前の状況。床にしかれていた赤いカーペットは大量の地下水と砂泥によって完全に覆われた。2機のエレベーターは完全に機能停止。このエレベーターホールは10~15cm浸水。湧水は2ヶ月続いた。写真上950121、写真下9502

1階エレベーター前
扉が内側に倒壊して、連結部の外部が見えている。950121

1階エレベーター前の連結部の被害状況
学習室への防火扉下床が落ち込んでいる。東から西を撮影。

2階エレベーター前の被害
ここでも連結部が破損している。950121

3階エレベーター前の連結部
3階新館側からエレベーターホールを撮影。新館に比べて旧館が約5cm大きく沈下したため、両館取合部に段差・ズレが生じ、連結部の床や建具に被害が集中した。写真上950117、写真下950121