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大震災 / 展示設備の状況

2階 常設展示室5(古代)

神戸市立博物館の展示設備は、古代から現代までの神戸の歴史を紹介する「常設展示室」と、期間限定の特別展・企画展示を行う「特別展示室1・2」「南蛮美術館室」「ギャラリー」からなる。
木製・紙製の資料を多く扱う当館の性質上、展示は強固なガラスケースを用いる場合が多い。今回の震災ではこのガラスケースがらみの被害が多発することになった。あるケースでは天井の照明を覆うためのルーバーが落下し、またあるものはそれ自体が転倒し、資料を損壊した。ただ、固定型のケースでの被害は比較的すくなく抑えられた。
※解説文末尾の6桁の数字は撮影日時。

特別展示室5/兵庫の港と瀬戸内の流通のコーナーの被害状況
青磁碗1点転倒。古銭一部落下。特に被害はなし。950121

特別展示室5/神出古窯址郡のコーナーの被害状況
ルーバー落下。片口鉢1点がルーバーによって大破。950121

2階 常設展示室5/今来のやきもののコーナー
壁面にC字型の展示用具に掛けて(テグスで固定)いた蓋坏、高坏などが落下・大破。展示台上の長頸壺なども落下・大破。950219

常設展示室5/馬形埴輪のコーナーの被害状況
展示ケースが大きく前方へ移動して転倒。損傷。950121

常設展示室5/地方寺院の成立のコーナーの被害状況
複弁蓮華文軒丸瓦(複製)が落下、小キズ。950221