馬形埴輪
馬を制御するための重要な装具である轡(くつわ)、それを顔面に装着するための面繋(おもがい)、騎手の身体を支える鞍(くら)、鞍を馬の体に装着する胸繋(むねがい)や尻繋(しりがい)、鞍の左右には泥除けのための障泥(あおり)を吊り下げているが、鐙(あぶみ)が欠落している。飾り馬を表現したものと考えられ、轡には十字文の楕円形鏡板(かがみいた)が、胸繋には6個の鈴が付けられ、鈴と鈴の間の革帯には赤色顔料が塗られている。切りそろえられたたてがみは板状で、先端は束ねられた柱状に表現される。束ねられた尻尾は強く反り上がっている。
【古代の神戸】
【古代の神戸】
名称 | 馬形埴輪 うまがたはにわ |
作者名 | 伝茨城県出土 |
時代 | 古墳時代後期/6世紀ころ |
材質 | 硬質土師質 |
サイズ | 全長82.4㎝、総高80.3㎝ |
員数 | 1点 |
その他の情報 | 来歴: 参考文献: ・神戸市立博物館特別展『コレクションの精華』図録 2008 |
指定区分 | |
分野 | 土器・土製品類 |