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日本地図屏風

丸い海岸線と、山城から諸国へ伸びる朱線で引かれた街道は、いわゆる「行基図」の特徴です。しかし、九州の形態の良さ、各国名の横に記された石高、河川や半島などを意識した描写などは、地図としての進歩がうかがえます。江戸時代になると徳川幕府を中心に地図作成が盛んになり、19世紀の伊能図はその集大成です。本図は前時代の安土桃山時代の日本図として貴重なものです。

【古地図】
名称 日本地図屏風 にほんちずびょうぶ
作者名 不明 
時代 桃山時代/16世紀後期〜17世紀初期
材質 手書手彩
サイズ 本紙59.9×123.8
員数 2曲1隻
その他の情報 南波松太郎コレクション

来歴:南波松太郎→1983神戸市立博物館

参考文献:
・神戸市立博物館『まじわる文化 つなぐ歴史 むすぶ美―神戸市立博物館名品撰―』図録 2019
・野中準等編『大日本租税志』金沢税務調査会 1904
指定区分
分野 絵図・地図