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日本帝国図

オランダのレランドが「流宣日本図」をもと作成した日本図。一般に流布していた地図は海外に簡単に持ち出せた良い例です。国名は漢字で表記され、城下町をはじめとする都市には、西洋製地図で頻繁にみられる都市記号と地名を付しています。18世紀前半、日欧で同じ日本図がみられていたのです。

図の右下に図示された地域は、西洋との窓口であった長崎とその周辺、その上部には徳川家の紋所でもある「三つ葉葵」が描かれます。


【古地図】
名称 日本帝国図 にほんていこくず
作者名 A.レランド  (1676-1718)
時代 /1715年
材質 銅版手彩 
サイズ 53.5×63.5
員数 1枚
その他の情報

来歴:1981神戸市

参考文献:
・神戸市立博物館『まじわる文化 つなぐ歴史 むすぶ美―神戸市立博物館名品撰―』図録 2019
・三好唯義「いわゆる流宣日本地図について」『地図』27-3 1989
指定区分
分野 絵図・地図