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天竺輿地図

存統による仏教系世界図三部作の一つで、仏国土天竺(インド)を示したものです。もはや単純な逆三角形の形ではなく、ヨーロッパ系の地図ををもとにして描かれていることがわかります。しかし、存続の主旨は、正確なインド大陸の姿を描くことではなく、天竺の仏蹟と玄奘三蔵の旅程を示すことにあり、その点は旧態どおりの仏教系世界図といえるでしょう。

【古地図】
名称 天竺輿地図 てんじくよちず
作者名 東海院下存統記  (-1842)
時代 江戸時代、文政11年/1828年
材質 木版手彩
サイズ 129.4×56.2
員数 1幅
その他の情報 秋岡武次郎コレクション

来歴:秋岡武次郎→1989神戸市立博物館

参考文献:
指定区分
分野 絵図・地図