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加賀屋引札(再版)

19世紀から「江戸通り塩町」にあったガラス問屋・加賀屋の引札。イラスト入りの商品カタログのようなもので、当時流通していたガラス製品を知るうえで貴重です。左下に「和物/唐物/蘭物」とあるように、加賀屋では日本製だけでなく、外国製のガラスも扱っていたようです。

口上書に「今般包紙再版仕」とあるように、本資料は慶応3年(1867)の箱書きのある蛭付の梱包紙として伝来したものです。



【びいどろ・ぎやまん・ガラス】
名称 加賀屋引札(再版) かがやひきふだ(さいはん)
作者名 加賀屋久兵衛 かがやきゅうべえ
時代 嘉永2-6年頃/1849年~1854年
材質 紙・木版墨摺
サイズ 24.1×33.6
員数 1
その他の情報 びいどろ史料庫コレクション

来歴:2008びいどろ史料庫→2011神戸市立博物館

参考文献:
・棚橋淳二「ガラス問屋加賀屋久兵衛」(松蔭女子学院大学・松蔭女子学院短期大学『研究紀要』第23号 人文科学・自然科学篇、1981)
・サントリー美術館『和ガラス 粋なうつわ、遊びのかたち』(2010)
・神戸市立博物館『開館30年プレ企画 受贈記念速報展 和ガラスの神髄―びいどろ史料庫名品選図録』(2011)
指定区分
分野 ガラス